ガンマリノレン酸

モリカワ morikawa

γ-リノレン酸とは?

ガンマ-リノレン酸は、
リノール酸からヒトの体内で
代謝されてできる物質です。
しかし、代謝酵素の不足や働きの低下、
またビタミン・微量元素の不足や
ストレスなどの要因で
リノール酸をスムースに
ガンマリノレン酸に変換できない人が
増えています。

ガンマ-リノレン酸は細胞膜の
重要な構成物質であると同時に、
プロスタグランジン1シリーズの
前駆体であり、
組織や細胞の機能を正常に維持する
大切な働きをしています。

リノール酸 アラキドン酸 
α-リノレン酸 エイコサペンタエン酸
等は、直接通常の食品から摂取は可能です。

n-6系とn-3系必須脂肪酸の供給源と代謝

n-6系とn-3系必須脂肪酸の供給源と代謝

モリカワ morikawa

生命体の基本単位=細胞

私たち人間をはじめとする。すべての生き物は肉眼で見ることのできない、
極めて小さな「細胞」からできています。
細胞は、生き物をつくり上げている最小の“単位”なのです。
人間のからだは、そんな小さな細胞がなんと約60兆個も集まってできています。
骨も、筋肉も、内臓も、皮膚も、血管も、みんな細胞が集まったもの。
しかしながら、それら細胞はからだのどの部分を構成するかによって、
形や大きさ、役割あるいは寿命いったものが千差万別です。

あるものは酸素を運ぶはたらきを。
また、あるものは運動を生みだすはたらきを。
ほかにも骨になったり、皮膚になったり、
心臓の一部になったり、新しい生命をつくり出したり・・・
現在、200種類以上の細胞の存在が、確認されています。

これらの細胞も、最初はたった1個の細胞=受精卵からはじまりました。

それが、何度も何度も細胞分裂を繰り返し、
基本構造はほぼ同じであっても、
最終的には別々の個性を持つ細胞へと変身していったのです。
しかも驚くことに、それぞれの細胞は、
異なる個性をもっているにもかかわらず、
互いに緻密な情報交換をしながら絶妙なコンビネーションで、
日夜与えられた任務を効率よくこなしています。
60兆個という膨大な数の、しかも個性も異なる細胞が、
お互い協調しあって生きているとは・・・想像しただけでも圧巻です。
その上、細胞には、それぞれ「生きていくために必要な情報」すべてが、
DNAとしてその中に詰め込まれています。細胞はその情報をもとに、
与えられた仕事をこなしているわけなのです。